~~「十字路で悪魔に魅入られたい」時期 ~~
いまはアコースティックギターを担当しておりますが、自分の青春時代はアコギ不毛時期でしたので弾き始めはバリバリのエレキです。
そこからどのようにアコギへシフトしていったかと言いますと、
ハードロック期
(とりあえずギターは歪ませる)
↓
LAメタル期
(難しいフレーズが弾けると偉い)
↓
レイドバック期
(ガンズが登場、みんな影響される)
↓
ブルース回帰期
(みんなでレイヴォーン弾く)
↓
アンプラグド期
(もちろんクラプトン聞く)
↓
古いの好き期
(ロバジョンなどを漁る)
だいたい上記のような流れでアコギに辿り着きましたが、この最後の時期は個人的に「十字路で悪魔に魅入られたい」時期とも言い、カントリーブルース等に興味を持ち始めたりしていました。
アコギの弾き始めはまだエレキ気分が抜けきらず、Ovationのエリート(しかもスーパーシャロウ)などを持ちながら、ポロポロと弾いておりましたが、だんだんとピック無しの指弾きをしたくなり、当時は打田十紀夫さんやステファン・グロスマンなどの教本やビデオを買ってみますが当然すぐには弾けず、挫折してはまた弾いてを繰り返しておりました。
「弾けないのはギターのせいだ!」などと言いながら小さくて古臭くて渋いギターが欲しくなるのもこのような頃で、ギターを買っては売りも繰り返し、結局「上手い人はどんなギターでも上手く弾ける」と解ると、相性の良いギターで楽しく練習を続けるのが上達の近道!との境地に達しましたので、値段は関係なく「このギター」と思える愛機を探すのがベストだと声を大にして言いたいと思います。
そんなフィンガー弾き始め迷える時期の方にオススメが、何故かFenderから登場しておりました!
ボディーのパーフリングやピックガードのデザイン、そしてサイズ感などに程良いブルース感が有り、12フレットジョイントで無いのが惜しいところですが、実用性を考えたら14フレットジョイントでもまぁ良いかと思います。
最近はソロギター系のモダンな流れの方が強いので、原点回帰的なカントリーブルース系のフィンガーピッカーは多くないと思いますが、それでも小さくて古臭くて渋いギターはカッコいいですよね!!
と言う事で、意外とFenderですが、このギターは良いなーと言う1本です。