自宅でモニタースピーカーを鳴らすのはとっても大変。
①場所が無い。
ウーファー5インチを超えたあたりから、置き場所が苦しくなってきます。8インチなんてどこにどう置くんだ…
②置いても鳴らせない。
日本の住宅環境で爆音を鳴らすのは勇気がいります。とはいえ一定以上の音量でないと、正確なモニターは難しい。特に超低域は、大きいスピーカーで大きい音で聞くのが鉄則。近所迷惑上等!!!
③鳴らしてもそれが正しい音とは限らない。
スピーカーを机に直置き。壁際に設置。壁の吸音をしていない。これらは、どれもスピーカー本来のサウンドを損なう原因となります。。
これらの問題を全て解決できるスピーカーがあるとしたら……?
という訳で今回はIK MultimediaのiLoud MTMのご紹介です。
このシリーズでは、よりミニサイズで価格もお手頃なiLoud Micro Monitorが大人気ですが、MTMも負けじと凄いんです!
①場所がない
→本機は2つのウーファーでツイーターを挟んだ3way方式。高さはややありますが、横幅も奥行きも小さくとってもコンパクト。YAMAHA MSP3と比べてもこの通り(画像2枚目)。
②置いても鳴らせない。
→本機のウーファーは3.5インチとモニタースピーカーでは、かなり小さい部類に入ります。それにも関らず、下は40Hzまでの再生能力を誇り、ローエンドのミックスもしっかりこなせます。
音量の大小によるバランスの変化が少ないため、控えめの音量でもモニターしやすいのが良いですね。
③鳴らしてもそれが正しい音とは限らない。
→本気の目玉はやはり自動音場補正システム。
付属の測定用マイクをスピーカーに繋いで、スピーカーから測定音声を出力。これで音の変化を測定。自動的にその部屋に合わせた鳴り方へと補正をしてくれます。左右の定位感や位相が劇的に改善されます。この作業が左右あわせても1分ちょっとで終わるのも凄い。
スタンドに傾斜が付けられるのも地味にありがたいですね。机に直置きでも耳を狙って鳴らせます。
難しい事を考えずに適切なモニター環境を導入できる本製品。
ご自宅でモニタースピーカーを鳴らしたい…という方、是非ご検討ください!