最近ポケモンスリープを始めました。出来ればずっと寝ていたいです。斉藤です。ヤドン早くでないかなあ……
さて、今回ご紹介するのはUniversal Audio Bock 187
Apolloインターフェースや1176コンプ等でお馴染みのUniversal Audioが発売するコンデンサーマイクです。
淡いパステルグリーンの見た目が可愛らしいですが、お値段は10万円台後半のミドルクラス。あんまり可愛くないです。それでもマイクの世界では安い方…
世界的なマイクデザイナーDavid Bockの協力の元開発された、Neumann U87スタイルのマイクです。
実質的には、氏のブランドであったSoundelux U195の復刻版と捉えても差し支え無いでしょう。
カタログスペックや機能的な部分はほぼ一致しています。
本気の最大の特徴はNorm/Fatスイッチによる音色の切り替え。1本で複数サウンドが得られるマイクは大好きです。
まずはNormで音を聞いてみると、意外とハイが煌びやかに出る印象。緻密な解像度で厚みもあるのですが、予想よりかなり重心が高く伸びやかです。
Neumann U87 Aiと比べるとそれほど似ている感じはありません。むしろ近いのはAKG C414 XLIIやTelefunken TF11等のマイク。気になって調べると本製品のカプセルは、真鍮製のK67スタイルカプセルとの事。確かU87Aiはナイロン製なので、その辺りの差なのかもしれません。vintageのU87ってこんなにキラキラした音だったんですかね?
Fatに切り替えると一気に印象が変わります。中低域の厚みと粘りがグッと増し、巨大な音像になります。ハイエンドの明るさを犠牲にせず一気に音が太くなって、文句無しに"ファット"なサウンドに。めちゃくちゃ好みです。最高。傾向としてはNeumann U47 fetやTLM49あたりでしょうか。
U87Aiの代わりと思って使うと首を傾げてしまうので、別物として考えると幸せになれます。音が良すぎる。これでこの価格は凄すぎます。
唯一残念なのは、ショックマウントがついていない事。Sphere DLXと径が一緒なので、持っていれば代用可能ですが……
ともあれオススメなのは間違いありません。是非ご検討ください!