いつの間にやらご無沙汰のスタッフレビューとなってしまいました。斉藤です。
推しの子1話を予備知識ゼロで見たため、とんでもない感情になっています、今。
まさか子供が……子供の方が……子供……つまりチルドレン……いや、ジュニア…………
というわけで、今回ご紹介するのはGolden Age Project COMP-3A Jr.です。
この子が何かというと、名機LA-3Aを忠実に再現した1ch コンプレッサーCOMP-3A……をさらにコンパクトかつ安価に作り上げた"ジュニア版"です。
ジュニアと聞くと、なんだか上位のものよりショボい印象を受けるかもしれませんが、実はそれは大間違い。
むしろ上位機種より優れた点も備えた優秀な製品なんです。
いわゆる光学式コンプという奴で、ソフト二ーで緩めのレシオカーブと、2段階のリリースによるナチュラルなかかりが特徴です。がしかし、本家やCOMP-3Aは約1msと固定アタックタイムがかなり早め。ギター等のピークを叩く用途では非常にナイスでグッドなのですが、ボーカルのパート間音量をならす、ベースのピッキングニュアンスをまとめる、といった用途では、アタックタイムも緩い兄弟機LA-2Aに軍配が上がります。
さて、ようやく本題に入れるのですがCOMP-3A Jr.はなんと、3つのプリセットから、アタックとリリースタイムを切り替えるスイッチが搭載されています!!! 本家の早めなアタックタイムも、LA-2Aを彷彿とさせる緩めの遅いアタックタイムも使うことが出来ます。最高。偉すぎる。子は親を超えていく。
一方でコストダウンに貢献していると思われるのは、VUがLED meterに、入力ゲインの固定化、limitモードのオミット、増幅段にAPIスタイルのDOAを使用している点、等でしょうか。安くするための企業努力に感謝。
ちなみにDOAの型番はご丁寧にX2520となっています。我々は真空管とDOAを見つけたら、交換したくなるように出来ていますが、自己責任でお願いします。標準のもミッドからハイミッドの存在感が大きく、パンチが良い感じ。
間違いなく価格以上の魅力を備えた、非常に使いやすい本機。
設定が簡単なので、初めてのコンプにもオススメです。
今なら更にお得な展示アウトレット品も!
是非ご検討ください!