※私物です
「ポップガードなんてどれも変わらんっしょ~! 取り敢えず唾かかんなきゃOK」
……と思っていた時期もありました。高いポップガードの何がいいんだ…と。
しかし、それが誤りだったと。そう気付かせてくれたのが彼でした。
という訳で今回は、STEDMANProScreen101のご紹介です。
そもそもポップガードの役割は大きく2つ。
①マイクに唾がかかるのを防ぐ
②息の音が入るのを防ぐ
また、ポップガードは材質によって大きくメッシュ製のものと、金属製のものに分けられます。
メッシュ
・安価
・防風、防唾性能が高い
・音質の変化が大きい
金属
・比較的高価
・防風、防唾性能はそれなり
・音質の変化が少ない
ざっくり特徴を挙げるとこんな感じでしょうか。一見すると、メッシュの方が良いように思われますが、音を扱う人間にとって音質の変化は何より重要なファクター。間に布を1枚隔てている格好になるので、高域が削れてややこもった様な音になりがちです。
プロの現場ではそれが無視できず、結果的に金属製のものが多く使われています。
さて、そんな金属製ポップガードのスタジオ定番の1つが本製品。
正直、高いです。ポップガードにここまでかけられるか?何が違うんだ?
という気持ちはよく分かります。僕もそうでした。
本製品の特筆すべき点は、謎技術による防風性能。
というか、防風というのも実は嘘で、風を下方向に逃がしているんです。
画像2枚目をご覧ください。
僕が本製品に向かって息をフーってかけている様子です。
これは是非店頭で試して頂きたいのですが、不思議な事に矢印の方向へ風が流れていきます。
なので持ち手の左手で息を感じるんです。
風の流れをマイクに当たらない真下へと逃がすことで、金属製でありながら驚異的な防風性能を誇る本製品。
試してみれば、「なるほどこれがスタジオ定番たる理由……」と納得出来ると思います。
宅録環境のステップアップに是非ご検討ください!
P.S. 兄弟製品として、卓上タイプのProScreen DT101や、サイズの大きいProscreen XL等もございます~!