少々以前ですがお得意様より
「峯さん、この動画を観てよ」と見せて頂いたのが近年のニール・ヤングのライブ映像です。
大歓声の中ステージに立つ姿は「年取ったな~」とか「しわしわやなー!」等と思いながらも、やっぱ存在感がありますね。
スマホ画面が小さく解り辛かったのですが手にするMartinはD-45ですかね、でもハープホルダーをしてノシノシ歩く姿は遠目でもニール・ヤングってわかります。
画面が寄るとガッガッガッガッとコードを刻みだし、パァ~パーとハープを吹き出しすのは「Heart of Gold」です!
歌声が聞こえてくると、あこゴツイ風貌に似合わない儚げな高い歌声は今でも健在で、「やっぱ良いですね~」とお得意さまと話したりしちゃいました。
いやーほんと今は良い時代で、YouTubeなどで検索すると若い頃のニール・ヤングもすぐ見れちゃいますからね。
昔はレコード借りてテープに落としてラジカセで聞いて、動いているニール・ヤングなんて見れなかったですし、MartinなんてD-28でもショーケースに入っててD-45なんて見た事もなかったですから、一生弾けないと思っていました。
それが楽器屋で働いて初めて弾いた時は感動モノでした!
もちろん今までの想いが溢れてしまっていたからかもしれませんが「やはり45は違う、本物の鈴鳴りとはこの音か!」と興奮しまくりでした。
そんな訳で、D-45とは尊いモノだと脳内に刷り込まれており、大事に大事に弾かないといけないモノだと思っておりましたので、チェックの時等も優しくポロポロと弾いており、「はぁ~煌びやか」と堪能しておりました。
しかし、おじいちゃんのニール・ヤングを観て思いました。
「思うように弾けばD-45は良い音で答えてくれるのだ!」と。
で、D-45を構えてローコードのEmで7thに小指を添えてEm7とし、ガッガッガッと無造作にコードを刻む訳です。
くーぅ この単純なコードだけで脳内ドーパミンだだ漏れです!
稀にD-45オーナーの方から「勿体なくて弾けないんですよ」と聞きます。
わかります!
お気持ちは非常にわかります!
自分もその気は多分に有ります!
でもですね、思うように弾いてみましょう!
人間の小さな悩みなど物ともせず、必ずD-45は答えてくれます!
※「それって、あなたの感想ですよね?」とよく言われます。