個人的に待望だった、Telefunkenのコンデンサーマイクがやってきました。
ダイナミックマイクのM80は当店でも大人気!……ですが、ここの主力はやっぱりコンデンサーマイクでしょう!

というわけで、今回はTelefunken TF11のご紹介です。

深い青色のボディにTelefunkenのロゴがとっても格好いいです。ルックスが良すぎる。
同社は真空管マイクが多いのですが、こちらはFETコンデンサーマイクです。ものぐさな私にとっては、シンプルに扱いやすく有難いです。

さて、音については伝説の真空管マイクAKG C12を意識したサウンドになっているとの事。正直、ビンテージのC12も現行のC12 VRも、実物を見たことが無いので似てるかどうかは分かりません。。。
がしかし、C414XLIIもC12の特性を踏襲しているとの事なので、この2本で比較してみました。

ファーストインプレッションは、

「めっちゃキラキラしてる!!!」

これに尽きます。
C414XLIIがそもそも音が明るく、煌びやかマイクなのですが、それ以上のキラキラがTF11にはありました。同系統のサウンドですが、TF11は微かなサチュレーション感と、それによる倍音の伸びを感じます。
C414XLIIはトランスレス回路。それに対して、TF11はなんとCarnhill製トランス搭載。Neve系プリアンプでお馴染みの""あの""Carnhillです。ここの差が如実に影響しているように感じました。

150Hz付近から下がゆるやかに落ちていくので、低域はスッキリした印象です。
このおかげで、近接効果を乗せてもブーミーになりにくいです。むしろ厚みを感じるので、声が細くなってしまう場合は、敢えてマイクに近づいて調節するのもアリですね。
歯擦音はやや耳につきますが、十分処理できる範囲。同価格帯だとTLM 103とかの方がキツいので、かなり好印象です。

単一指向性のみで、ローカットもパッドも無いのはマイナスポイントですが、実際これらが無くて問題になるケースは少ないでしょう。

声がこもりがちで上を伸ばしたいという方にも、逆に高音域に特徴があって、そこを綺麗に伸ばしたいという方にも、オススメできます。あと今回は試せませんでしたが、楽器も絶対良いです。ステレオで買ってドラムのOHこれにしたい。
是非ご検討ください!

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