桜の木でできた凄いウクレレが2本入ってきました。
なんと、軽井沢で70年以上の歴史を持つ木彫家具屋「シバザキ」さんの手による精緻な彫物入りです。
木製ピックガード・ネック裏・ヘッドに風情溢れるチェリーブロッサムがあしらわれております。こちらのウクレレの品名にある「軽井沢彫」という伝統技術は、明治時代にイギリスの公使館(大使の次に位の高い人の館)専属の宣教師アレキサンダー氏が避暑のために軽井沢に別荘を建てたことからスタートしたと言えます。
その後アレキサンダー氏に続いて続々と外国の方々が軽井沢に別荘を建てると、西洋風の家具調度が必要とされ、そこに日本らしい技術とモチーフが彫まれていきました。
明治、大正、昭和、平成、令和と5つの時代を股にかけた軽井沢彫が、ハワイの民族楽器たるウクレレに施される邂逅は奇跡と言っても言い過ぎではないでしょう。
とにかくオーラが凄まじいです。木彫の仏像を見ている様な敬虔な気持ちになります。
そんなわけで、今回は木目と「彫り」見せ動画です。(サウンドはまた別の機会に。)ちなみに、桜材は個人的にはマホガニーとメイプルの間のような、ややハイよりで倍音がスッキリした音像に感じます。立ち上がりが良いです。
美しいアピアランスと華やかな音色のサクラウクレレ。
オススメであります。