最近ゾロゾロと入荷しているMartinのカスタムモデルですので様々なスタイルが入荷しておりますが、その中にチョット気になるドレッドのコアが有りました!
マーチンでコア材を使うとなりますとトップまでコアを持ちいたオールコアボディですと見栄えがし人気が有りますが、サイド&バックがコア材ですと、正面から見ると普通のモデルっぽくも見えて少々地味に見えますよね。
ただ、このスタイルはサウンドバランスが結構良く個人的には好きで、このカスタムモデルは今回入荷の中でも気になる一本なのです。
上質なカスタムのD-28ですとビシッと音が立って「さすがにカスタムのマーチンは良いな!」と思わせる存在感有るサウンドを響かせますが、この手の良い28系モデルはシッカリ弾けば弾くほど良い音がするので、自分が弾く時には「ちゃんと鳴らさないとな」と多少気構えてしまうのです。
それに比べますとサイド&バックにコアを用いたドレッドノートは鳴らし易く、肩肘張らずに弾けるので好みなんです。
もちろん、音の張りはそれほど強くないのですが、ガツッとピッキングした時のアタック感が適度に砕けた感じで、そこが少々雑に弾いてもラウドさを出しており、気さくにザクザク弾けるのが良いのです。
それがオールコアになると少し砕け過ぎでブルーなトーンを狙うと似合うのですが、気兼ね無く弾くには雑に弾いてもメリハリの出るサイド&バックにコアを用いたこのタイプが良いですね!
そんな感じですとD-18でも良いんでない?となるかもしれませんが、確かに良いマホガニーを用いたりトップにアディロンを採用したりした上質なD-18も良いのですが、やはりコア材特有の中域の存在感は他で代え難いんですよ。
また、コア材のエキゾティックな木目は眺め続けても見飽きない魅力を持ち、沼的にハマってしまうマニアの方も多い木材でもありますので、やはりコア材にはちょっと弱い自分も、こちらは目が離せない一本となっております。