革製品とギターです。
たまにはこういう角度のお話でも・・・
レザーと楽器の相性は抜群で、有名なプレイヤーの象徴となっていたりします。ロック=レザージャケットというのは有名ですし、ざっと書き出しますと・・・
マイケルシェンカー:フライングV + ダブルレザージャケット
フィル・ライノット:プレシジョンベース + ダブルレザージャケット
ブルース・スプリングスティーン:テレキャスター + ダブルレザージャケット
ニッキー・シックス:サンダーバード + クロムハーツのストラップ
※個人的な思い出含む
みたいな。思い出と憧れの数だけ出てきます。因みにアコギは関係ないように思えますが、アコギにカービング入りレザーカバーをかぶせるのもあります。エルヴィス・プレスリーのマーティンとか有名ですね。何年か前に限定復刻モデルも出てますし、アコギでもレザーは密接なのです。
では、楽器目線で話しますと上記のようなカバーもありますが、ギターに貼ってしまうというパターンもあります。
ウォーレンデマルティーニのヘビ革ギターとか有名ですが、個人的にはD'ERLANGERやCRAZEの瀧川一郎さんとLUNA SEAのInoranさんのヘビ革カスタムモデルが世代だったりします。また、TUBEの春畑さんが所有するFenderカスタムモデルでは、ビルウォールレザーとのコラボのモデルがありました。ビルウォールらしいエイ革と巨大シルバークロスがデザインされてメチャカッコイイ。
この「ギターに革を貼る」というのが非常に難しく、そもそも木材の鳴りも抑えてしまう結果になる可能性もありますし、薄くした革を使用した場合耐久性は勿論落ちます。また、革の質感を活かした処理をした場合はジャケットやブーツなどの革製品同様に、定期的なオイルも必要ですし経年変化もします。革の表面の塗装をどうするのかも選択しなければなりません。Performanceのギターは高い技術の経験だからこそ完成出来た逸品です。
余談ですが多くのレザージャケットにはフロントや手首のジッパーにゴツイ物が使われており、レザージャケット着用でギターを弾くと傷はガッツリつきます。ギターを綺麗に保ちたい方は断腸の思いでレザージャケットとは別々に楽しんだ方が良いですね。
もしかしたらヴィンテージの塗装剥げもレザージャケットでついたキズかもしれません。歴史に思いを巡らせるのも良いですね。
因みに私はシングルレザージャケットが大好きです。