「マスターグレードのキルトメイプル」。
今回はSago工房で材選定を行った「Sago Ove5 Custom」オーダーモデルをご紹介。
Sago社は2004年の会社設立から今年で20年を迎え、トラディショナルなデザインの「Classic Style」、自社デザインの「Concept Model」、そしてデザインも含めて全てを自由に製作する「Full Order」までプレイヤーの理想を幅広く実現可能な国産ハイエンドブランドです。
今回紹介する「Ove」はトラッドなJBタイプをSago独自の視点でルックス、演奏性、サウンドを追求したモデルです。
JBタイプよりも丸みを持たせ、コンター部分やネックジョイント部分などを滑らかならカーブにする事で身体へのフィット感良く、座奏、立奏問わずストレスフリーな演奏をサポートします。
本器のトップには世界中の楽器メーカーが喉から手が出るほどに欲している、極上杢のQuilted Mapleを使用。
杢目の活かし深い海を表現するかのように美しいシースルーブルーをチョイス。
もう良いキルトは全然手なくなってきました、、、(あったとしても価格がエグイ)
ボディバックは「栗」。
近年は良質な木材の入手自体が難しくなっており、Sagoでは国内で育った沢山の良質な和材に目を向け、積極的に使用しています。
栗材は、ライトアッシュに近く、明るくクリアながら和材特有の柔らかさを併せ持っています。
杢目の出方もアッシュに似ていますね。
ネックは美しくフレイム杢が浮いたメイプル材、指板には人工材のリッチライトを使用。
木材よりも均一な性質でエボニーのような黒々とした見た目もグッドですね。ココボロ材のブロックインレイでコントラストを生み出し、さらにピックアップカバーも同材で製作いただきました。
電装系はSago社オリジナル。
PUはソープバーサイズで斜めに磁石を配置することで、一般的なシングルコイルよりと同じ巻き数でもコイルの距離が長くなり、中低音の厚さ、立体的で芯のあるサウンドに。キャラクターを損なわない、ナチュラルな効きの2バンドのEQを組み合わせロックにもラウドにも使える幅広いサウンドを構築します。
パッシブベースを弾きなれている方にも扱いやすく、ローBまでバチっ気持ちよく鳴る1本に仕上がってます。
今ならClassic Styleの5弦仕様も御座いますので弾き比べも可能です。是非お試しあれ。