TUNEと言えばの真骨頂8弦ベース!
ベースという楽器の自由度と可能性を感じる仕様です。
ベーシストとギタリストは楽器そのものに求めるポイントが異なっており、ベーシストは楽器そのものの形状や機能面に、より自由な発想を求め具現化していると感じます。
もちろんギターにも特殊なものは存在しますがプレイヤーが実際に使う比率としてはベースの方が多いのではないでしょうか。(※個人的見解です)
今や5弦ベースは当たり前。
6弦ベースも10年前より選択肢が増えました。
さらに当店では7弦ベース(基本4弦+高い方2本+低い方1本)も展示販売してます。
ベースは弦の数が増えても基本的な音域をカバーしていれば「ベース」として括られる事が多く、本器のような複弦の8弦(オクターブの異なる2本の弦を同時に鳴らし、より豊かなサウンドを出す)タイプもあれば、8本の弦が普通に(?)並んで張ってあるものも存在しますし、さらにオーダーとなれば可能性は無限大で、国内工房でも「9弦」、海外では「11弦」、遂には「3本(主弦1+複弦2)×8弦の24弦ベース」などが存在しています。
超多弦にご興味ある方はお見積もりも取れますのでご相談ください(笑)
さて、本器は日本が誇るレジェンドベーシスト「ナルチョ」こと「鳴瀬 喜博」氏のシグネチャーモデルとなります。
キレのあるアッシュボディ、メイプルネックに加えて、硬質なエボニー指板、さらにボディトップにも硬質なパドゥークをラミネートしており、スラップなどのファンキーなフレーズに相性が抜群で、複弦も美しく煌びやかに響きます。EMG PUとの相性も良いですね。
複弦は主弦のオクターブにチューニングする事が多いと思いますが、私個人的には動画2にあるように、あえて複弦のチューニングを変えて複雑な音色に組み合わせるのが好みで、歪みエフェクターを加えると「ベースでもあり、ギターでもある」ようなサウンドも作れますので、シューゲイザーのようなジャンルや、さらにルーパーを組み合わせてソロイスト的な演奏も出来ます。
こうやって楽器によって自分のインスピレーションが刺激されて新しいアイデアが生み出されるのってとても大事だと思うので、初めて見るものは積極的に調べて、触れて、その上で自分にとって必要か不要かを考えてもらうと良い機材に出会えると思いますよ。