9/15更新:モデル比較用にABZ5(※SOLD)の動画を追加しました。
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I love Dingwall. と言う訳で私自身も愛用する「Dingwall」のご紹介です!
Dingwallというブランドをご存知の方の多くは「Djentやラウド向けのベースでしょ!」と仰ると思います。
確かにそうでもありますが、それはここ10年数年でそれらのジャンルが人気を伸ばし、認知度も広がった事や、Darkglassなどのエフェクターがニュースタンダードとなった事などの複合的要素により広くなった守備範囲の1つです。
Dingwall自体は1987年創業で間も無く40年になる老舗ブランドで、長きに渡りLee Sklar などの超一流スタジオミュージシャンに愛用され、多くのポップスやロックなどのレコーディングに使用されてきました。
特筆すべきは見ての通り、弦毎に長さの異なるマルチスケールを採用している点ですね。
これは、古代は「ハープ」、現代での分かりやすい例は「ピアノ」など楽器の長い歴史の中で用いられてきた構造ですが、弦の太さ(発音したい音階や音域)によって、振動体は適切な長さを与えることで、豊かで、迫力があり、耳馴染みの良い音色を生み出すが出来ます。
特に先述したようなラウド系ミュージックにおいては、レギュラーよりも低くチューニングすることも多く、マルチスケールの恩恵を大いに得られる事からベースのみならず、ギターでもヘヴィなジャンルのミュージシャンの愛用者が増えています。
私自身はポップスやロック畑のプレイヤーですが、クリアで澄んだ音色、発音の良さ、サスティーンの長さなどに魅了されて長く愛用しており、特に多弦の場合、5弦8F(G)や10F(A)が濁ったり、ボヤけたりせず綺麗に発音出来ますので、楽曲により「欲しい音の重さ」や「フレージング」によって4弦上の同音と使い分けられる点は本ブランドが非常に優れているポイントです。
昨今では5弦ベースがスタンダードとなりつつあるほど需要の高まりを感じていますので、先入観に惑わされず、まずは試してみてください。
分からないことがあればお答えさせていただきます!!