派手な色のStingray Special 5と見せかけて本機は「DarkRay 5」。
つまりそれは「Darkglass」の歪み回路を搭載した「StingRay」です。
StingRay はジャズベ、プレベと並ぶほどのスタンダードベース。
Musicman(Ernie Ball社)というブランド名よりも、最早「スティングレイ」というキーワードの方が有名ではないでしょうか。
ご存知の方も多いと思いますが、このMusicman社(当時)を立ち上げたのは、Fender社の創業者であるレオ・フェンダー氏。
そんなMusicmanと手を組むDarkglassは、ベース用歪み/プリアンプを中心として多くのプロベーシストもボードに取り入れた近年最も勢いのあるアンプ/エフェクターブランドの一つです。
特にBシリーズ(B7kなど)はMXR M80/Tech21 SANSANPのほぼ二台巨頭だった「定番ベースプリアンプ界」に一石を投じたことは間違いありません。
ちなみに私が愛用するDingwall社ともコラボレーションしたりと柔軟で、創業者のダグラスさんもベーシスト。
流石、ベーシストの欲しいポイントを分かってらっしゃる。
このモデルに搭載されている回路は2EQと、LEDが赤のAlpha(ディストーション)、LEDが青のOmega(ファズ)から構成されるDarkRayモデルのために設計された新型プリアンプ(!)
そう言えば、15年くらい前のベースマガジンで「僕の考えた最強ベースコンテスト(名称忘れたので意訳)」があり、私は歪みとフェイザーのエフェクターを搭載したオリジナルベースを描いて応募しましたが落選しました。
時代を先取りし過ぎたか…
今回の動画では変化を分かりやすくするため歪みレベル、ブレンドレベルは最大にしてますので、もっと楽曲に馴染むように調整するのも問題ありません。
既にお気に入りのベースをお持ちで、本レビュー動画の歪みの音色感がお好きな方はDarkglassのAlpha&Omegaシリーズを導入するのもオススメです。
まだまだMusicman USAモデルの国内入荷は少ない状況が続いており、これまでイケベに入荷したDarkRayに至っては片手未満だったかと思います。
ニュースタンダードの先陣を切るのはアナタかもしれません。是非、お試しあれ。