今回はMayones Jabba Custom 5について。
以前ご紹介したモデルの仕様違いです。
当店はベース専門店ですので、スタッフがオススメしたい商品であれば、カラーリングや木材、電装系パーツの仕様違いなど、一見、同じようなモデルでもバリエーション豊かでマニアックな選択肢をご提案出来るようオーダーしています。
勿論、マニアックと言っても突飛な事をしている訳ではなく、あくまでミュージシャンの仕事道具として使われるシーンをイメージしてスペックを決めています。
それではご紹介へ。
ボディトップ材は「Koa」。
しかもマスターグレード(Mayonesの中で最上位の材)を指定。
どうですかこのフレイム(虎目)杢。
近年、このレベルの材はほとんど見ることが無くなりましたね。
コア材は硬度が高く強度があり、加工性も高いことから、昔から様々な家具やカヌーに使用され、楽器においても美しい音響効果をもたらす事から特にウクレレやアコースティックギターに多く用いられてきました。
しかし伐採には制限があり、特に本材のようなハイグレードの杢目は人気が高く、様々な業界で喉から手が出る程に魅力的な希少材です。
楽器メーカーにおいてもコア材のオプションを採用しているエレキブランドは少なく、あったとしても価格設定は高額な場合がほとんどです。
コストを抑えようとグレードを低く選んでも決して安価でない上にほとんど虎杢の見えないプレーンな材となるため、本器は「マスターグレード」にて。
バックにはアルダー材。こちらは定番材の一つで、硬質でストレートな音色のコア材に暖かみと押し出しを加え、指板はエボニー材を。
エボニーも硬質で歯切れ良く、手数の多いフレーズにもしっかり追従してくる組み合わせにしました。
さらにスラップがし易いようにクリアPG、フィンガーコントロールがし易いようにエボニー製フィンガーランプのオプションも加えています。
Mayonesの楽器はメタルやジェントなどのラウド系からジャズ系まで幅広い層のミュージシャンに愛用されていますが、正に本器はギターとユニゾンするようなフレーズから、和音やメロディを奏でるような守備範囲の広いプレイヤーにも愛用いただける振り幅を持たせました。
どのジャンルでも使い易い、どんなフレーズも弾き易い、突き抜けてカッコいい。
こちらに辿り着くでしょう。