プレミアムベース大阪、小村です。
すっかり春ですねぇ。
桜の時期を見逃しそうでちょっとビビってます。
頃合いでヤング達連れて、花見にでも行こうかね~。
さて、前回の「新生Beta」に続いて今回もアトリエZ。
よく見る「M#」の5弦仕様の「M#265」ですが、今回はちょっとこだわりオーダー品が届いたもんで。
バーナーフィニッシュ、カッコええでしょ?
コレ、どうするかというと、アッシュの杢目に沿って、バーナーで「あっちゅ!あっちゅ!」すると…全ロスではなくこうなるんです。
杢目もグッと引き立つんで、結構ワイルドな雰囲気が出ます。
色塗ってもカッコええけど、今回はナチュラルにしました。うーん、焼き目の黒が際立つねぇ、良いねぇコレっつって。
でもね…実はこだわりポイント、バーナーフィニッシュだけじゃないんです。
というか、バーナーフィニッシュ以上に声を大にして言いたいこだわりポイントがあります。
ほら、モデル名に何やら数字が書いてるでしょ?19Pっつって。
…リスナーの通称って訳じゃないよ、コレは「弦間ピッチ」を表してます。
そうです、通常仕様の「18mmピッチ」よりも広い「19mmピッチ仕様」を久々にオーダーしたんですよにぇ~。
(ちなみに、一部アーティストモデルだと「17mmピッチ」もあるんだよにぇ~。)
これによる(個人的に思う)恩恵は2つ。
1つは…弦の間隔が広がるのでスラップがやり易くなります!
これね、所謂「上向きフォーム」であればそんなに気にならないと思うんですけど「下向きフォーム」であればその恩恵は絶大。
A弦のサムでめっちゃ狙いを定めて、両サイドの弦のミュートに気を張って…苦労してる方にはコレがピカイチです。
そしてもう1つは…弦間が広がるということは、その分「弦を載せる土台」も必要になりますよね?
ということで、ナット幅以降のネックは太くなります。
ということは…ネック質量が増えるので音もゴツくなると!
アトリエZのサウンドイメージが更に昇華されるんで、個人的には結構好きな仕様です。
ちなみに19mmピッチ化に伴って変わる部分もあります。
まず一つはピックアップ。
通常の18mmピッチのPUでは弦がポールピース上を通らないので、19mmピッチに合わせたピックアップが搭載されています。
音はそのままです。ギターでいうと、普通か「Fスペース」か、みたいな感じです。
そしてもう一つ。
PUカバーも大きくなるのでPUフェンスも変更になります。
こちらは18mmピッチ用というよりは…同社の6弦モデルに使用されるものが搭載されます。
ちなみにこのフェンス、細いタイプも市販されてます。
ということで、18mmピッチと見比べてみましょう。
ほら、全然ちゃうでしょ?
わがった!(わかってない)なんて言えないでしょ?
特に5弦ってなると、音うんぬんももちろんですが、こういう「操作性」の部分も気になってくるポイントかと思います。
こういうバリエーションの展開は、さすがベースに強いブランドだけあるなぁと感心しますね。
全国的にちょっと貴重なこの仕様。(見た目もそうですが、弦間ピッチもです。)
ちなみにアーティストモデルを含みますが…17mmピッチ/18mmピッチ/19mmピッチ、投稿時点でウチに全部揃ってます。
後から改造できるポイントでは無いですが…オーダーや楽器選びの参考にはなりそうです。
結構変わるんで触って欲しいなぁ、知って欲しいなぁって。
それはさておき、冒頭の「桜」に絡めて色々散りばめてみました。
気付いた人は…お店でにゃっはろーしましょう。あ、ちなみに箱推しです。