ハートマンヴィンテージギターズの吉野(ジャスミン)です。
あんなに暑かった夏も過ぎ、すっかり寒くなってきました。
乾燥も進んできていますので、楽器の湿度管理には注意が必要ですね。
お部屋の湿度は40~60%くらいが快適だそうですが、楽器もだいたい50%くらいが目安になると思います。人間にとって快適であれば楽器もおおよそ問題ない環境になりますので、健康のためにも加湿器や湿度計などを活用しましょう。
【EarthQuaker Devices Hizumitas Fuzz Sustainar】
デザインが好(ハオ)……
Borisのギタリスト、wataさんのシグネイチャーファズ。もうこれだけで欲しくなってる人、いますよね。
ご本人が長年愛用しているELK Big Muff Sustainar(Sustain"e"rじゃないのがポイントですね!)を研究して完全再現を狙ったファズペダルです。△BMPクローンのクローン。クローンのマトリョーシカか?
細かい理屈は抜きにして、まず感じたのはとにかく音がデカい。アメリカの田舎町とかでも5軒くらい先まで響きますね。デカすぎんだろ…
エッジの効いたハイと、非常に分厚く包み込まれるほどのロー、轟音ファズを基本としつつ、ディストーションライクなザラっとした歪みが特徴です。あと音がデカい。Toneの効きがめちゃくちゃ良くて、高音をブースト(反時計回り)していくとカキン!と鋭い金属音に突き刺されますし、逆に低音に寄せていけば洪水のように音の壁が押し寄せてきます。そして音がデカい。どのセッティングでも音が良すぎて、いくら弾いても飽きないんですよね…極めつけに音がデカい。
余談ですが、Hizumitasに描かれた「角の生えたうさぎ」はジャッカロープというワイオミング州に棲息するといわれるUMAだと思われますが、ジャッカロープの角はシカのものだとされているんですね。
そしてHizumitasのもとになったELKは「ヘラジカ」(またはアメリカアカシカ。いずれにせよデカいシカ)を意味する単語で、角要素もデカい要素も備えた良デザインだと思います。グッドデザイン賞確定!