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吉野
ハートマンヴィンテージギターズ
ハートマンヴィンテージギターズの吉野"ジャスミン"陣です。この写真を見て感の鋭い方はお気づきになるのではないでしょうか。…そう、めちゃくちゃ足が短いんですね。うっせぇわ【YAMAHA SF-5000 '80 RedSunburst】Super Flighterモデルのデビューは1977年頃。ブランド初の24フレット仕様のギターです。3つのスイッチを備えたSC(Super Combinator)モデル、プロミュージシャンからの支持も厚いBB(Broad Bass)モデルと同期で、ヤマハのチャレンジ精神と言いますか、社運を賭けたのか賭けなかったのかは分かりませんが一発カマシてきた年であったのは間違いまりません。なにせ1977年のカタログではあのSGを差し置いてSFモデルが巻頭掲載だったくらいですから、新モデルにかける熱意が感じられます。今回ご紹介するSF-5000は1980年製。ちょうどこの年にモデルチェンジしボディシェイプが新しくなりました。ちなみにこの新モデルSF(厳密にはその前年頃から)は見事巻頭から陥落しています。やっぱSGなんすね…。新しくなったSFモデル、ボディシェイプは旧モデルからややシュッとしました。参考までに過去に当店で扱ったSF-1000 '78の写真も掲載しておきます。(現在は在庫しておりません。)見比べてみるとカッタウェイの部分やボディエンド、全体的なエッジが滑らかになったのがわかります。シェイプ以外ではコントロールが仕様変更。SF-3000、5000では1vol/1toneが採用されました。また、バイサウンドスイッチが黒いボタンから一般的なPush/Pushタイプに変わり、全グレードに搭載されました。あとはピックガードがなくなったり、一番重要なところではしれっと22フレット仕様になったことでしょうか。なんで?SFモデルは1983年頃に生産終了。その後ヤマハはEXシリーズやRGXシリーズなどのハードロックチックなモデルを経て、1990年頃から某BTRで一躍有名になったPacificaシリーズをリリースするに至ります。歴史を感じるモデル変遷だ…SFは一時代を築いたとまでは言えないまでも、当時ヤマハの主力のひとつであったことは間違いまりません。この"隠れた名器"、ぜひ店頭でお試しください。
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