ハートマンヴィンテージギターズの吉野"ジャスミン"陣です。

当店の入るビルは渋谷区桜丘の「さくら坂」沿いにあり、夜には美しくライトアップされた夜桜が楽しめます。狭い通りですが今は観光客でごった返しておりますので、撮影などにいらした際は十分に注意してください。ついででいいのでハートマンヴィンテージにもお立ち寄りくださいね。

【YAMAHA BB-VI '81 RedSunburst】

ヤマハしか知らない人?

まあそう言わずに…

新モデルが多数登場する1977年、ブランド初の24フレットモデル「SF」シリーズ、ST風3シングルの「SC」、セミアコモデルの「SA」らと同年にデビューしたのがヤマハベースの代表格、今なお連綿と受け継がれる「BB」シリーズです。

この当時は下からBB-800、1000、そして1200の3モデル展開でした。PBを強く意識したBBは当時から人気だったようで、勢いそのまま1978年頃にはリアピックアップを追加したPJタイプのBB-2000が登場しています。1980~81年頃、ヤマハベースの看板となったBBシリーズはBB-800よりも安価な普及モデルとしてBB-VIをラインナップ。他、最高級グレードのBB-3000や5弦モデルBB-5000、ショートスケールのBB-2000Sなどのモデルを次々投入し、国内ベース市場をがっつり掌握…したかはわかりませんが、初心者からベテランまで広く親しまれるベースとなりました。

さてBB-VI。エントリーモデルですので装飾の類はほぼありませんし、デタッチャブルだったり、チューナーはトルク調整できないタイプです。しかしピックアップはBB-2000と共通の「B-I」ピックアップ、デタッチャブルジョイントが採用されていることでより強いアタック感とくっきりした音像を獲得し、メンテナンス性も担保されています。単なる廉価版と侮れない堅実な一本に仕上がっており、初心者ならむしろこれを買え!とすら思えます。ひとつ上のBB-800とはほぼ共通の構成で中古相場もそう変わりません。ピックガードの有無くらいですかね?どっちでも好きなほうを選べばよろしいと思いますが、個人的にはピックガードのないBB-VIが好きかな。BB-2000に似てるので。

次回も多分ヤマハをご紹介しますので覚悟しておいてください。

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