ハートマンヴィンテージギターズの吉野"ジャスミン"陣です。
だから何って話なんですが、私じつは左利きでベーシストなんですよね。ペンもお箸も投げたり蹴ったりするのも左です。まあベースは右で弾いているんですが……
しかし「ボディに耳を寄せて生音を聴きながらチューニング」って思いのほか大変ですね、手が届かなくて……あ、腕が短いのか。
【Greco VB-100 Antique Sunburst】
かつて国産コピーモデル市場で猛威を振るっていたグレコ。特にG社コピーLPモデルなんかは年式によって結構な値段がついています。ほかにもSTモデルを始めとするF社コピー、M社コピー、R社コピーなどなど…とにかくいろいろなコピーモデルを製造していたグレコですが、ベースコピーの人気ナンバーワンといえば間違いなくH社コピーVBモデルでしょう。
VBモデルはコピーのくせに長い歴史を誇るグレコの定番ベースで、1960年代にはすでにラインナップされていました。当時はデタッチャブル(ボルトオン)ジョイントやチャチなパーツなどいかにも国産廉価コピーといった感じでしたが、1977年頃からラインナップされるVB-500からはジョイントがセットネックになりました。まあこの時点で10年作ってますからね、板についてくるってもんですよ。その後も数々のオリジナルモデルが現れては消える中、たまにカタログにひょっこり顔を出してみたりいなくなってみたり。
おそらくこの個体は2000年代製かと思われますが、セットネックジョイントにGotohパーツなど全体的なクオリティはさすがに高め。グレコ60年の歴史は伊達じゃない!あ、弦はミディアムスケールを張りましょう(現在はD'Addario ECB-81M)。ショート(D'Addario ECB-81S)は張れないので注意!
あと、この時期はカタログではVB-90/105との表記があるんですが…付属品の中に当時の神田商会さんのタグがあり、そこに「VB-100」と書いてあるんですよね。なのでよくわかりませんがVB-100です。(メーカーは神なため)