こちらは鍵盤堂 林です。
梅雨が明けると夏のはじまりですが、夏と言えばそう!ライブの季節ですよね!
大規模なロックフェスやサーキットイベント、オールナイトのDJイベントやもちろんライブハウスでの公演も盛んにおこなわれ、外で音楽を聴く機会が多い季節となります。
今回は「こいつライブでもバリバリやれるんです!!!!」ということをもっとアピールしたい!そういった回となります。
昨年10月に発売されたヤマハのフラッグシップ・シンセサイザー、MONTAGE Mシリーズ。
ワークステーションシンセとして高い完成度を誇り、サンプル音源とFMとVA(バーチャルアナログ)をまったく並列に扱える類まれなモデルとして注目されている方も多いのではないでしょうか。最上級の鍵盤と豊富な操作子で操る3種の音源は、ワークステーションとして最も先進的な体験のひとつでしょう。イケシブLIVESにて開催された氏家克典氏による本機解説&デモンストレーションイベント「おしえて!マエストロ」も、おかげ様で大盛況と相成りました。
しかーし!!!
一方でMONTAGE Mの魅力は「シンセサイザーとして」に留まらないことも、ぜひ知って頂きたいのです!!!
日頃の肌感覚ではありますが、"シンセ"という言葉は一般的に音を「作る」アナログライクなものに使われる事が多く、対して"キーボード"という言葉はバンドで使うような、音を「選ぶ・組み合わせ」て、演奏することに重きを置いた61鍵以上のデジタルシンセの事を指すニュアンスで使われることが多いと思います。MOTNAGE Mに限らずですが、ワークステーションタイプのシンセサイザーは「キーボード」としては使いづらいヤツ、と思われている方もまた多いのではないかと、日頃から感じています。
実際にはMONTAGE Mのようなワークステーションタイプのものでも、「キーボード」としての使用にはバッチリ使って頂けます。
よくある使い方として「お気に入りの音色をボタンに登録して、すぐ呼び出す」といった操作があげられますが、MONTAGE Mでも同じ事が可能です。お気に入りの音色を集めて画面上の16マスから好きな位置に登録、タッチですぐに呼び出して使って頂けます。さらにこの16マスは本体右側にある4x4個のボタンとリンクしており、タッチパネルではなく物理ボタンからでも、音色をすぐに呼び出すことができます。スプリット・レイヤー等はもちろん可能。1オクターブ毎に別の音色に切り替えたり、右手側だけ複数の音色を重ねたりなど、細かな設定も問題なく対応します。
どうでしょう?
「あれ?以外といけそうかも?」ってなりませんか?
でも本機の魅力はそれだけでは終わりません。
細かく設定できるサウンドは、それ自体のひとつひとつが一線級。例えばグランドピアノだけに絞ってもCFX,C7,S700,C3,Hambrug(おそらくドイツ製Steinway)と多様なラインナップがあります。エフェクトのセッティング違いで細かくプリセットされていますから、実際の音色数で言えばもっと多いです。
オルガンはドローバー操作こそできないものの、さまざまなセッティングでプリセットが収録されていて困ることはないでしょう。さらにヤマハの新技術「VCM Organ」が投入されており、ロータリースピーカーの回転感をよりリアルに再現します。さらに左手リボンコントローラーにロータリースピーカーのコントロールをアサインすることも可能。さながらハーフムーンスイッチのような操作が得られるというのも粋なポイントですね!
新搭載のVA音源「AN-X」によっていわゆるアナログポリシンセ系の音色も完全に網羅。アナログシンセ系ながらハイファイな音質感はとても好感触です。最近の流行的にも、ピアノからポリシンセまで、1台でハイクオリティにカバーできるというのは何よりうれしいポイントではないでしょうか。勿論アナログ系なら大事なシンセリード・シンセベースの音色も抜かりなし!
改めてになりますが、これらのサウンドはほとんどが「選ぶだけ」で使用できますよ!
さて、そろそろ「MONTAGE M、結構いいかも」となって頂けましたか?
本機は61鍵モデルのM6でも本体重量15.3kgと決して軽量ではありません。ですが鍵盤堂ではMONTAGE M6/M7対応ケースも取り扱っております!汎用ケースとはなりますがキャスター付きで、内部ベルトがあり中で本体を固定できますので、安心して使用
いただけますよ!本体とセットでお買い求めいただくと少しお得なお値段となっておりますので、ライブでバリバリ使うぜ!という方はぜひこちらもご検討ください。
YAMAHA MONTAGE Mをぜひ今夏のステージへ連れていってみてはいかがでしょうか?
頼もしく素晴らしい相棒となること請け合いです!