ハートマンヴィンテージギターズの吉野"ジャスミン"陣です。
毎月8日はホールケーキの日!禁断のホールケーキひとり食い、いっちゃ……えたのはもう昔の話。今ではもう頭痛やら胸焼けやらで体がもたなくなりました。何事も体が資本といいますが、ファットボディを維持するのも健康第一。健康じゃないと食べられませんからね。
【 YAMAHA BB-VIIS '83 FineRed 】
へぇ、あんたもVII"ナナ"っていうんだ。
1977年頃にデビューするBBシリーズ。当初はBB-800/BB-1000/BB-1200の3モデル展開でしたが、翌1978年には1200にリアピックアップを追加したBB-2000を投入。いわゆるPJタイプのベースですが、PJ愛好家のとある有名セッションベーシストがヤマハを使い始める際にプロトタイプが開発されたとも伝えられています。
1980年代に入るとラインナップが爆増、1985年頃には一挙14モデル展開となりました。加減ってもんを知らんのか。知らんわな。
BB-VIISはBB-VIIをスケールダウンしたモデルで、そもそもBB-VIIがBB-2000の廉価仕様みたいな感じなのでBB-2000の遠縁って感じでしょうかね。BB-2000Sというのもありましたがあっちはスルーネックは継承しているもののP一発のピックアップですので、ちょうど半分ずつ相続した感じでしょうか。で、見比べるとわかる通りずいぶん小さいので「ああ、ショートスケールのSね」と思ってしまいますが、実際には約800mmのミディアムスケールに近いスケールなんですね。弦選びにはご注意ください。
もうひとつ、特筆する点としてはピックアップの仕様でしょうか。リバースレイアウトのPタイプが採用されるBBシリーズですが、1981年頃からラインナップされるBB-VISに初めて一般的なレイアウトのPタイプピックアップを採用。その後、BB-5000やBB-VIISにもこのタイプが搭載されました。なんでかは知りません。リアピックアップはバーマグネットから8ポールピースタイプに換装、結果としてスケールと相まってBB-VIIともまったく違ったサウンドに仕上がっています。
ショート(ミディアム)スケールの面白い楽器をお探しの方には刺さるんじゃないかと。