ハートマンヴィンテージギターズの吉野"ジャスミン"陣です。
なんか…急に涼しくなってませんか…?秋…秋の気配…失われて久しい秋…楽しみだなァ……
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ここ昨日書いたんですけど嘘です 全然暑い。でも風があるので気持ちいですね。
【GRECO GOIII-1500 '80 Natural】
GOシリーズ一番人気でしょう、GOIII-1500登場です。
栗饅頭みたいな無印GO、トレモロアームを搭載したST風のGOII、そして1980年に登場するGOIII。だいぶ大所帯になってきました。GOIIIは無印とIIを足して2で割った感じのモデルで、無印のようなアーチトップボディに70年代の終わり頃から登場するオリジナル形状の3:3ヘッド、GOIIに搭載されたPU-250シングルコイルピックアップとT.S.Vibratoトレモロユニットを備えています。
当時はGOIII-1300/1500/1800の3モデルで登場したGOIIIですが、どういうわけか1500にのみ豪華なアイビー・インレイが施されているんですね。1300はまだしも、どうして上位機種の1800にはいれなかったんでしょうか。マテリアルは確かに豪勢なものになっていますが、圧倒的に1500が人気なのはこのインレイもあるんじゃないかなぁ。もちろん「ヘッドまでアイビー・インレイが入ったプロトタイプGOIII-1500」の存在が大きいのは言うまでもないですけどね。
この個体は角度によってうっすら浮かぶキルト杢、黒々としたエボニー指板が魅力の一本。やっぱさ、見た目がいいのが一番なんだよね。音がよくても見た目が気に入らないとテンション上がらないから……あくまで私個人の意見ですけれどもね。T.S.Vibratoあるあるなんですが、アンカー上部のマイナスネジ頭が割れちゃってます。ここね、無理やり回すと割れるんですよ。当たり前ですが、弦を緩めてテンションを下げてから回しましょう。あとはトレモロの下を覗くとアンカーに穴が開いているのがわかります。ここにレンチなどの細い棒を差し込むことでも回すことができます。まあ一回決まればめったに回すところじゃないのでね。あとなぜかシュアグリップ(ノブ)のゴムがすべて欠品しています。なんで……?
若干残念なところもありつつ、でもやっぱGOIII-1500はかっこいいですな。オススメです。