ハートマンヴィンテージギターズの吉野"ジャスミン"陣です。
8月終わるってよ。ついこの間年が明けたと思ったらもう夏終わりますからね。毎日が早すぎてこの世界のスピードについていけない。衰えを感じます。朝とか膝痛いし。
え?体重のせい?やかましいわ。
【Roland AP-5&AP-7 Phaser Brothers】
空間系に定評のあるローランド謹製フェイザーペダルを2台、同時にご紹介。
AP-5とAP-7、それほど多くなかった当時のギター用エフェクターペダルのラインナップの中で、なぜフェイザーというお世辞にもメインどころとは言えないペダルを複数台ラインナップしていたのか。なんならAP-2 PHASE TWOを含めて最大3種もありましたし、BOSSコンパクトエフェクターがデビューしたと思ったらそこにもPH-1 Phaserがいてローランドはどんだけフェイザーが好きなんだとなったり。いやなったのかは知りませんけど。
AP-5 PHASE FIVEは比較的オーソドックスなフェイザーで、アナログらしくなめらかで柔らかく、可変幅はそこそこですが扱いやすいのも良いところかな。特徴としてはコントロールノブでスピードなどを調整するC.C.(CONTINOUS CONTROL)とピッキングの強弱やニュアンスでスピードが変化するT.C.(TOUCH CONTROL)の切り替えでしょう。これがなかなか面白く、特にT.C.モードは思ったより追従性が良いので使いこなせば表現の幅が広がりそう。うん、良いペダルですね。なぜファイブなのかは知りません。
AP-7 JET PHASER…こいつは問題児ですよ。まず6種類のサウンドパターンをロータリースイッチで切り替え可能。7ちゃうんけ。次に6種類中ディストーション(ファズ)+フェイザーが4種、ふつうのフェイザーは2種であること。普通逆ですよ、フェイザーペダルなんですから。そしてファズの音がめちゃくちゃいいこと。おかしい…フェイザーなのに……もちろんフェイザーのみのセクションもしっかりしていて、AP-5よりもかかりが深くスピードもあがっているので単なる飛び道具じゃないんですよね…この問題児、なかなかやりおるな。