ハートマンヴィンテージギターズの吉野"ジャスミン"陣です。私服で失礼します。
先日健康診断がありまして、最初に血圧を測った時の看護師さんの「あ~ハハッ…」って感じの苦笑いが頭から離れません。はっきり言ってくれ。
医者と美容師の曖昧な態度ほど怖いもんはありませんな。
【YAMAHA SF-7000 '80 Antique Stain】
ニューSFモデル。当時の最上位機種、SF-7000。少し前にご紹介したSCモデルと同時(1980年)にモデルチェンジを果たし、SCと共通のすっきりしたシェイプへと進化しました。ということで今回も比較。旧SFの最上位モデルSF-1000と見比べていきましょう。※SF-1000は現在在庫しておりません。
ヘッドはもともと3:3でしたので形状の変更はなし。全グレードでヘッドトップの「Super Flighter」の文字が「SF」を象ったような小ぶりな意匠へと変更になりました。
そのまま視線を下に…ヤマハ初の24フレット仕様だったSFモデルですが、モデルチェンジによって22フレット仕様に。また、指板材はエボニーで相違ないもののネック材はメイプル⇒マホガニー/メイプル/マホガニーに変更されています。SF-1000ではセットネックだったジョイントがSF-7000ではスルーネック、それもかのSG-2000と同じ「T-クロスメイプル構造」が採用されており、ともに最上位グレードに位置づけられるものの明らかに新SFのほうが格上ですね。
ボディ形状は言わずもがな。仕様の部分ではまずピックガードレスになり、つるんとした印象になりましたね。ピックアップは全グレードでセミオープンのF-I or F-IIが搭載されていましたが、打って変わって全グレードでオープンのF-III/F-IV/F-Vピックアップにアップデート。個人的にセミオープン結構好きなんですけどね。アウトプットジャックはサイドからボディトップに移動、バイサウンドスイッチはボディトップの物理ボタンから一般的なトーンポットのPush/Pushに変更になりました。
24フレットやバイサウンドボタンなどの独自性は失ったものの、全体的にこざっぱりしたというか洗練されたというか。個人的にはちょっと面白味は減っちゃったかなと思わんでもないですが、みなさんはどっちがお好みですか?