美品中古に併せて、またこのギターの良さをご紹介します!
アーティストシグネーチャーモデルと言う立ち位置ながらに、だからこそ存在するこのモデルには、楽器としての高い完成度と、魅力が詰め込まれています!
本機は当店に入荷毎にも大好評をいただくので、既に見慣れた?方もおられるかもしれませんが、実はSuhrのプロダクトにおいて、所謂プロシリーズやコアモデルと言われるカスタムオーダーでは無いモデルの中には、この24フレットを採用したTスタイルと言うのはまだ存在していないのです。
それはどういうことか?と言うと、このTスタイルのボディー形状を持ちながら、24フレットのModernスタイルの製品を手に入れる為には、カスタムオーダーを行う(もしくはSuhr取扱店での既存オーダーが店頭に並ぶのか)か、もしくはこのAndy Wood Signatureをお選びいただくしか、目にする事が無いと言う事になるのです。
カスタムオーダーにおいては、皆様の好みのスペックを詰め込む事が出来る事は魅力になると思いますが、やはり手にするまでにはそれなりの時間を要する事、また完成した製品を手にするまではその実力を確認する事が出来ないと言うある意味での不安点も出て来る物とも思います。
既にSuhr Guitarの実力を熟知している方にとっては、完成までは一つの楽しみとも言えますが、なかなかそのハードルは低くは無いかもしれません。
そこでの本機は、Tモデルの王道とも言えるアッシュボデイー&メイプル(ロースト)ネックと言うコンビネーションを、更にホットロッドなスタイルに昇華した意欲作と言える、シグネーチャーモデルを超越した製品とも言えるでしょう。
以前もご紹介をしましたが、もちろんTスタイルの王道スタイルは、ブリッジプレートへのピックアップマウントや、スモールタイプのネックピックアップ、センターピックアップの無い、フロント&ブリッジのミックスが放つ、カントリートーン等、アームユニットの搭載や、ピックガードマウントのSスタイルとは方向性が異なるサウンドとも言えますが、その魅力あるトーンには、ボディー形状も寄与している事は間違いありません。
特にコンターの無い全面が平面的なフラット構造や、低音弦においてはカッタウエイの無い質量のあるボディー形状は、このスタイルだからこそ得られるトーンがそこにはある物と思います。
本機は、ほぼフルサイズのボディーを採用しながらに、24フレットへのアクセスを容易にする為にModernならではのネックジョイント&ネックヒールの採用や、ちょうどハイフレットへのアクセスをした際に、手の平が丁度当たるボディー部分に採用されるコンター加工等は、一度触れていただければ、鬼才が求めるプレイヤビリティーとサウンドの両立を知る事が出来る事でしょう。
Andy Woodのシグネーチャーは、この共通コンセプトを元に、クラシカルなブリッジマウントの2PUと、本機の様なアームユニットを搭載した、2Hum仕様がラインナップされます。
同じ演奏フィールで異なるサウンドを体現させるのも秀逸ですが、この2Humスタイルは、所謂もう一つのクラシカルスタイルとSスタイルと言える様なサウンドと演奏性が封じ込められています。
この2Humは24フレッツトのフレットエンドにエスカッションのクリアランスも無くフィンガーボードエンドにピッタリの位置に搭載される事で、出来る限りのネックピックアップの産み出すトーンを体現します。
この重要性は、一度音を出せば瞬時にお分かりいただけるはず、そしてこのモデルの為にのみ採用されるブラックアノダイズドのコントロールプレートに搭載されるセレクターは5Wayのセレクトを持ち、「Pos1:Neck Hum、Pos2:NeckTapped、Pos3:Neck Hum+BridgeHum、Pos4:Neck Tapped+BridgeTapped、Pos5:Bridge Hum」のピックアップセレクトを実現、更にトーンポットをPullする事でブリッジPUをパラレル出力での切り替えを可能にすることで、「Pos3:Neck Hum+Bridge Parall、Pos4:Neck Tapped+Bridge Paralel、Pos5:Bridge Paralel」となり、ブリッジポジションでもローノイズでのシングルスタイルの使えるサウンドがアウトプットされます。
この多彩なサウンドと共に、演奏面においても、リセスマウントされるアームユニットによる多彩なプレイスタイルは、Tスタイルボディーでのトーンと、2Humが織りなすサウンドとあいまる事での、このギターの持つ魅力を最大限まで引き上げているとも言えるパッケージに仕上がっています。
今回入荷の本気は、当店入荷の製品の美品中古となりますので、背面のスクラッチ等僅かな使用感はありますが、演奏面や、トータルでは美品を保った一本。
このスタイルにご興味をお持ちの方であれば、是非その実力をこの一本でご確認いただきたいと思います!
Andyのファンの方も勿論ですが、ファンの方以外にも是非ご紹介したい一本です。