Deviser One Day Guitar Show 2023選定品
と仰々しいですが、今回ジワジワと気になっていたHOM-500DXを弾き比べました。
Headwayでビルダーといえば百瀬氏ですが、最近は若手の安井氏と降幡氏が精力的に活躍しており、今回は若きビルダー降幡氏が手掛けたモデル達です。
個人的には直接お話したことが有る安井氏の斬新なルックスや変わった手法を取り入れるスタイルは把握しておりましたが、降幡氏の製作のクセを掴みかねておりました。
ただ、今回の降幡氏のHOM-500DX達を弾いて掴んだのが、降幡氏はトラディショナルなルックスが多いのですが、サウンドはヘッドウェイの枠を超えて、色々と試している感じがします。
安井氏はアヴァンギャルドですがサウンドや作りの基本は百瀬氏のスタイルを引き継いでおりますので、それぞれ個性が際立って面白いですね!
では、今回は下記の順番で弾いております。
簡単な寸評を記載しておりますが、後程自分でも動画を確認すると、スマホの画面ですと解り辛いのですよね。
ただ、実際に弾いて鳴りや響きを体感すると結構違いますので、気になる方は是非店頭でお試しください!
1、バーストのメイプル
HOM-500DX/EM’23 CSF,S-ESU/ATB (BSB)
タイトで締まったサウンドで、伸びやかなトーン
2、ジリコーテ
HOM-500DX/ZC’23 CSF,S-ESU/ATB (CN)
煌びやかで各音の粒立ちが明瞭なクリアーな響き
3、マダガスカル
HOM-500DX/MR’23 CSF,S-ESV/ATB (AN)
ローズウッド系では至高の材らしく、広いレンジでバランスの良い鳴り
4、キューバンマホ
HOM-500DX/CM’23 CA,S-ESV/ATB (AN)
マホらしい軽快な響きの中にも芯の強さが有る鳴り
同じスタイルで木材違いですが、ブレーシングやネックグリップ等、細かな違いは材の特性に合わせてだと思われ興味深いモデル達です。
王道では全体的にスキの無いマダガスカルが魅力的ですが、個人的にはマホ好きなのでキューバンがイチ推しです。
ただフィンガーですとジリコーテが際立ちますし、メイプルの個性的なトーンは捨て難いですね!