BLACK SMOKER
Standard Series Beta J5 XL (Olympic White)

「サウンドメッセ 2024」にて発表された34.5インチネック採用の最新仕様！

多くのブランドが連なる楽器製造の聖地、長野県の工房BLACK CLOUDによるハンドメイドブランド「BLACK SMOKER」。サウンド/演奏性/ルックスともにハイセンス＆ハイクオリティで既に多数のプロミュージシャンの間で話題のこちらのブランド、数々のメーカーやモデルの設計/製造に関わってきた代表 黒岩氏と、それを共にクリエイトする若きビルダー柳澤氏の二人による注目ブランドです。

ブランド発足当初より安定した人気を誇るコスパの高いスタンダードモデル、ブランドを真価が堪能できるシンプルな王道スペックにショーモデルらしいアクセントを加えた「痒いところに手が届く」モデルです。アルダーボディ、メイプルネック、ローズ指板と60s JBをベーシックとしたシンプルなスペックながら、そのマテリアルが厳選を重ねたものであることは、一音を鳴らせばすぐに分かるはず。演奏性を重視し細めに仕上げられつつも、サウンドの芯を失わないネックシェイプや、ボディの鳴りをしっかりと再現しつつふくよかなサウンドを放つオリジナルPU、ストレス無く演奏できるスムーズなセットアップ等、とくかく楽器そのものの「作りの良さ」がストレートに伝わるベースに仕上がっています。ピックアップのシリーズ/パラレル切替のミニスイッチも、過剰なブースト感によるギミック的なものではなく、どちらのポジションに於いてもしっかりと「使える」サウンドを実現。更に今回から5弦モデルには通常より僅かに長い34.5インチ（876mm）ネックを採用、イントネーションの良さやローフレットでの分離感の良さを更に高めつつも、運指上の違和感はほぼ感じさせない新たなセッティングに成功しています。昨年からスタンダードシリーズではレギュラー仕様となった21フレット5弦ペグももちろん健在で、豊かな鳴りを持ちつつも、過度なピーク感は無く、セッティングや奏法によりジャンルやサウンドを選ばずどんな演奏にも対応可能な一本です。

ここ数年主流のTradMasterモデルがラッカー&エイジドフィニッシュなのに対し、こちらのスタンダードモデルはウレタンフィニッシュを採用しており、作りそのもののクオリティは全く同一ながら、高いコストパフォーマンスを実現しています。ルックス面においても、人気どころの「オリンピックホワイト」に赤べっ甲柄のピックガードを採用、トラディショナルの中に抜群のセンスの良さと個性の主張が感じ取れます。トレブリーなアタックや過剰なパワー感などのサウンドのクセで個性を主張するのではなく、他のパートとともにアンサンブルに混ざった際にしっかりと存在感を放つ「抜けてくる」サウンドが特徴のこのベース、現代のシーンに本当に求められていたのはこんなモデルではないでしょうか。

ハンドメイドによる限られた生産本数もあり、注目の高いブランドながら、流通量は極少数となります。プレイヤビリティ、サウンドともにプロが認めるこのベース、既にシーンに大きくその名を轟かせているそのクオリティを是非お試し下さい。